過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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973: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/14(土) 20:24:03.59 ID:SfnEmynoo

「ええ、よろしく」

握手しながら美琴がにこっと微笑むと、ミサカ13577号も心なし嬉しそうな表情をしたような気がした。
そして、十分に握手を堪能したのち二人はゆっくりとその手を離す。

さて。
ここでミサカ13577号について説明しておこう。
彼女は、基本的にはミサカ10032号と非常に似通っている。普段の口調や素振りを見ているだけでは、殆ど彼女と見分けがつかない。
最初、美琴が彼女を御坂妹と完全に勘違いしてしまっていたのもこうした事情に起因する。

だが、ミサカ13577号はミサカ10032号とは全く異なる点が、ひとつだけ存在する。
それは。

「ところで、さっきお金集めって言ってたわよね? 何か欲しいものでもあるの?」

「まあそれもありますが……。単純にそれが好きだからですね、とミサカは趣味を告白します」

「……え? どういう意味?」

「つまりただ単にお金集めが好きだということです、とミサカは自らの嗜好を暴露します」

そう、彼女はお金が大好きなのだ。
何か買いたいものがあるらしいということは一方通行も知っているものの、それが何なのかは教えて貰えていない。
ただ、彼女がお金を集めているという事実だけは一方通行も身を以て知っていた。

何故なら彼が研究所に来て間もない時期、あまりにも彼を見物に殺到する妹達を整理しながら何故か見物料を取っていたような奴だ。
もちろん、すぐに一方通行が止めさせたが。

「か、変わった趣味ね……」



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