過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/05/14(土) 20:25:41.34 ID:SfnEmynoo
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「十七時四十五分。そろそろ門限の時間です、とミサカは現在時刻を報告します」
「え、もう?」
マネーカード探しの途中で唐突にそんなことを言い出したミサカ13577号を振り返り、美琴は驚いたような声を上げた。
まだ十八時にもなっていないのに門限とは、いくらなんでも早過ぎやしないだろうか。
「……そォいえば、オマエの研修はまだ先だったよな。オマエ、どォしてこンなとこうろうろしてたンだ?」
「てへ、とミサカは可愛らしい仕草で誤魔化そうとします」
「真意が丸ごと語尾に出ちゃってるわよ。つまり抜け出してきたから早めに戻らないとヤバいのね」
美琴がそう断じると、ミサカ13577号は少し気まずそうにこっくりと頷いた。
その反応に、美琴と一方通行は揃って溜め息をつく。
「ったく、やっぱり私の妹ね。ほら、見つかると面倒なんでしょ? 早く帰りなさい」
「なンだ、自覚はあったのか」
「う、うるさいわよ!」
「とにかく、研究員の皆さんに脱走を悟られると厄介なことになるのでミサカは失礼させて頂きますね、とミサカはお暇しようとします」
「あ、ちょい待ち」
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