過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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978: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/14(土) 20:26:46.77 ID:SfnEmynoo

ミサカ13577号は封筒の束を受け取りながら、またぺこりと頭を下げた。
そしてそれをまた彼女の持っていた分の封筒と合わせる。
もう、彼女の手だけでは持ち切れないのではないかというくらいの量になっていた。きっと、かなりの額だ。

「それではミサカは研究所に帰りますね。今日は本当にお世話になりました、とミサカは改めてお礼を言います」

「良いのよ、私たちも楽しかったしね。他にも、何か困ったことがあったら何でもお姉さまに相談するのよ?」

「はい。そうさせて頂きます、とミサカは了承します。それでは」

「またね」

ぱたぱたと手を振っている美琴に見送られながら、ミサカ13577号は足早にその場を立ち去った。
やがてその後ろ姿が見えなくなってしまってから、美琴はようやく手を下ろす。

「じゃ、私たちも帰ろっか?」

「そォだな。寮監に目を付けられないよォにするンだったか」

「うんまあその通りなんだけどね……。あれ、そう言えばアンタはあの子と一緒に帰らなくてよかったの? 研究所暮らしじゃなかったっけ」

「引っ越した。つい最近」

「ほんと!? 住所教えなさいよ!」

「教えねェよ。そォいう約束だっただろォが」

「何よそれ、まだ有効だったの?」



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