1:クリスマス終了のお知らせ[saga]
2010/12/26(日) 03:13:19.55 ID:YpnSvMUo
町から遠く離れた森の中、女は車を走らせていた。
空は快晴。緑の風景。
窓からは草の匂いがする心地がいい風が流れ込む。
女「確かここら辺だったような…」
車道も続かなくなったところで女は車を停め、キョロキョロと辺りを見渡した。
木、木、木。木ばかり。
人の手で施された物など何一つない。
こんな所まで来る人間は自分だけなんだろうと思う。
ふと、後部座席を見た。
後部座席には生活に必要な服やタオル、トイレタリー用品などの日用品が詰め込まれたバッグが山のように置かれている。
女「はぁ…ちょっと多すぎたかな。運べないかも…」
大量の荷物を見てげんなりすると、エンジンを切って車から降りた。
女「こんな山奥じゃ人もいないだろうし…盗まれる心配はないよね」
念のためもう一度辺りを見渡し警戒する。
人の気配はない。
車と荷物はここに放置しておいても大丈夫だろう。
女「よし! それじゃあ行きますか」
女はそのまま森の奥深くへと入っていった。
464Res/297.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。