331: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/01/23(日) 03:06:41.15 ID:Mp/H8XRA0
美琴「……本当に……早く出ましょう、こんなとこ……黒子と佐天さんをさっさと探して……」
初春「ええ……」
332: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/01/23(日) 03:07:08.89 ID:Mp/H8XRA0
333:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/23(日) 03:07:21.92 ID:H6xFHFm7o
こんな時間に投下とは
寝れないじゃないか支援
334: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/01/23(日) 03:07:30.71 ID:Mp/H8XRA0
美琴「ちょっと、また痛み出してきたの?」
初春「ええ……でも、これぐらいまだなんとか……」
力を振り絞って、さらに歩き出そうとするものの……体制を崩して、そのまま床にしゃがみこんでしまった。
335: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/01/23(日) 03:08:14.72 ID:Mp/H8XRA0
美琴「どうやら……正面玄関といったあたりね」
手にしたロウソクの火を、ホールの向かって右手側に向ける。
その先には、今まで見たものよりも大きい木製の引き戸が閉じられているのが見えた。
336: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/01/23(日) 03:09:23.77 ID:Mp/H8XRA0
初春「ひっ……御坂さん、ま、また……」
怯えた様子で初春が指差す先には――
337: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/01/23(日) 03:10:07.53 ID:Mp/H8XRA0
美琴「一体どれだけ……たくさんの人がここで死んでいるわけ?」
うんざりした様子で、そのまま白骨が散らばった箇所を通り過ぎようとする。
メモなど遺書らしきものはおろか、骨以外何もない様子だった。
338: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/01/23(日) 03:11:40.62 ID:Mp/H8XRA0
初春「……ご、ごめんなさい……ちょっと休んだら、ましになると思いますので……」
痛む左足の踵を恨めしそうに見つめながら、さらに言葉を続けた。
339: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/01/23(日) 03:12:18.97 ID:Mp/H8XRA0
美琴「な……そんなことできないわよ!!」
いきなり出た突拍子もない提案に、思わず声を荒げた。
340: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/01/23(日) 03:13:05.20 ID:Mp/H8XRA0
初春「私はまともに動けない状態で、足手まといになるだけです。何かあって、御坂さんも巻き込んだらたまったものじゃありません。
それだったら、御坂さん一人だけでも……」
なおも強情に言い張って、美琴を先に行かせようとする。
341: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/01/23(日) 03:13:36.69 ID:Mp/H8XRA0
美琴「あんた、さっきから聞いていたら何よ。自分で言っていること分かっている?
大丈夫っつときながら、実際はビビりまくって。
それに私をなんだと思ってるの?
LEVEL5よ。こんな妙な空間に放り込まれても、どうにかなるわよ!!バカにしないで!!」
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