過去ログ - 黒子「おまじない……?」
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923: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:08:19.55 ID:YctSisQV0

 ――廊下を進んだ。

 天井からはいくつもの照明器具が吊り下げられていた。

以下略



924: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:09:03.75 ID:YctSisQV0

 ずっとこんな調子だ。
 一歩先に何があるか分からない状況なので、恐る恐る足を踏み出すといった状態だった。
 おかげで、速度としてはかなり遅い動きになっている。

以下略



925: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:09:47.05 ID:YctSisQV0

 あゆみ「ち、ちょっと!!」

 すかさず、黒子の両肩を掴み、引き上げようとする。
 だが、力がほぼなく、持ち上がることはおろか、落ちるのを阻止するのが精一杯だった。
以下略



926: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:10:21.78 ID:YctSisQV0

 黒子「ありがたいですけど……無理しないでくださいまし。これぐらいどうにかなりますの」

 そう言って、すかさず脳内で演算を行う。
 空間移動を使わないと言っていたが、この場合は仕方がない。
以下略



927: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:11:16.96 ID:YctSisQV0

 黒子(ん?何か痛い……)

 左足にジンジンと痛みが走る。
 何気なく、それを覗き込んでみると。
以下略



928: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:12:59.98 ID:YctSisQV0

 黒子「まあ、すぐに傷は治るでしょうから。こんなの大したことないですの」

 あゆみ「大したことありすぎよ!!」

以下略



929: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:13:32.39 ID:YctSisQV0

 が、すかさず心の中にしまう。

 あゆみは既にクラスメートの死を見てきているのだった。
 それも目の前で。
以下略



930: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:14:07.33 ID:YctSisQV0

 黒子(何ですの……習字みたいですけど……)

 貼り紙は全部で8枚。
 いずれも、かなり黄ばんでいて、端がほころんでいたり、破れかかっていたりしていた。
以下略



931: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:14:35.19 ID:YctSisQV0

 あゆみ「……ごめん。取り乱しちゃったみたい」

 いつの間にか泣き止んだのか、涙は止まっていた。
 ただ、周りを真っ赤に腫らした目で、黒子をじっと見つめている。
以下略



932: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/05/15(日) 21:16:01.38 ID:YctSisQV0
 あゆみの手を取り、朽ちた廊下を恐る恐る踏みしめていった。




以下略



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