223:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/26(水) 10:43:13.40 ID:kFxmX+Fj0
(…なん…てことを…!)
美琴は雄々しく、勇敢に一方通行に立ち向かっていった。
彼女の目に狂いがなければ、9982号は確かに缶バッチを大切に握りしめながら死んでいった。
彼女はその光景をまざまざと見た。理性を保てるはずがなかった。
胸の内に沸く憎しみ、憎悪、混乱…。
あらゆる感情を内包した彼女は一方通行に全身全霊の攻撃を仕掛けた…。
砂鉄の嵐、線路の枕木を外した鉄による殴打、そして最強を誇る…と信じていた超電磁砲を放つ。
「クカカ…足りねェ足りねェ…小さすぎるぜェ…第三位…」
「…はぁ…はぁ…化け…もの…め!」
「最後の…コインぶっ放すヤツ…あれが切り札っぽい感じだったが…ひゃひゃひゃ…全く効いてませェン」
美琴の攻撃を全て立ちつくすだけで、受け流した、否、反射した男。
その男は禍々しく美琴を嗤う。
彼はすたすたと美琴に歩いて来た。
「いっつもいっつもお世話になってンぜ?お前のクローンにはよ」
はぁはぁ、と肩で呼吸する美琴の隣にゆっくりと一方通行が歩いてくる。
「オレの名は…」
「一方通行だ…」
「よろしくゥ」
美琴はすとん、と腰を抜かしてしまった。
そして戦場となった操車場の事後処理をする妹達が現れる。
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