357:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/29(土) 18:52:02.74 ID:iSm8z8mn0
「ふふ…幸せだよ、浜面」
「俺も…」
麦野は後ろを振り向く。
それに気付いた浜面も麦野に応えようとして自然と唇を重ねあわせる。
走った訳でもないのに、疲れた訳でもないのに、「はぁはぁ」と運動選手の様に息まく二人。
戦いの疲れの反動からか…もう、何でも理由なんてどうでも良かった。
この光景が駄誰かに見られてもいい。
二人の歪な関係に楔を打ち込む契機になったのだから。
今日の戦いは疲れた。麦野は失神したし、死ぬかと思った。
浜面と一緒にいれればそれでいい。もう、暗部とかどうでもいい。
「恐いのよ…私からあなたが離れたら…」
「誰も私の事なんて覚えてくれない…だから…浜面だけは覚えててほしい」
「俺は絶対にお前の事を忘れない…だから、そんな事言うなよ…!」
女王が求める物は平穏と安息の場だった。
彼女は浜面と唇を重ねつつ思う。
(浜面…?大好きだよ?)
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