445:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:34:36.43 ID:ofO3IuS6o
麦野自身もふと思いついて言いだしただけだった。
しかし、一度話し始めると皆、話に乗ってきた。なので麦野はこのまま電話の女の話を続ける事にした。
「電話の女の正体ねぇ…確かに、気になる訳よ…」
「うーん…機械音声じゃないしね」
フレンダと滝壺が一様に首をひねる。
確かにいつも自分たちに指示ばっかりだしている電話の女が一体誰なのか、それはアイテムのだれしもが思う事だった。
ここ最近まで人材派遣とかいう男がアイテムに指令を送っていたものの、夏休みに入ってから人材派遣にとってかわられた。
それが電話の女だった。
「年齢不詳…わかるのは女って事だけ…口癖って程でもないけど“こいつときたらー”って言うわね」
麦野が右手を頭にあてながら思いだしていく。
他のアイテムの面々は「むぅ…」と電話の女の特徴を思い出そうと考える。
麦野が不意に言った疑問を解決しようとアイテムは懸命に考えているようだ。
「なぁ、麦野?」
「ん?」
と、その時、浜面が麦野に話しかける。
彼は何か妙案でも思いついたのだろうか。
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