526:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:40:54.78 ID:J4PEtpCFo
「今どこにいるのかはわからないけど、当時の連絡先ならわかるわよ?」
「本当ですか?」
テレスティーナは「えぇ」と言うと彼女は机の引き出しからDOLCE&GABBANAの黒ぶち眼鏡を取り出す。
サイドに小さくロゴプレートが刻まれている眼鏡を品よく身にまとうとPCに何やら打ち込んでいく。
「えーっと、電話番号は登録されてないわ。けど、アドレスならわかるわ」
教えようか?という素振りでテレスティーナがフレンダ達に向かって首をかしげる。
フレンダは「よろしければ教えて下さい…」と柄にもなく頭をぺこりと下げた。
「良いけどこれは八月の第一週の連絡先よ?それ以後、かえてる可能性もあるわ。それと」
「それと?」
「知り合いっていう理由以外に何であなたがこの男の連絡先を知りたいのか、理由があるなら教えて下さらないかしら?」
おそらくテレスティーナのPCモニタには男の詳細が反映されているのだろう。
ときたま彼女の眼鏡にゆらと反射して見えるPCのモニタに映し出された情報をフレンダは無理とわかってても見入ってしまう。
眼鏡に反射するモニタに映し出される情報を読み解こうとするものの、テレスティーナの質問に答えなければと思ったフレンダは押し黙ってしまう。
「理由ですか…」
実の姉を探すための手がかりなんです!とは言えなかった。
フレンダはテレスティーナに質問する時に姉であるステファニーの事をこの女に聞こうとしたが、狙撃手の名前を聞く事にした。
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。