604:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 21:05:09.00 ID:p/ocpvSSo
“油断するなよ”
木原の言葉がケイトの頭の中に反芻してゆっくりと淡い水玉のようにはじけていく想像を浮かべる。
このまま強引にドアをしめるか?いや、待て、さっきからジーンズの後ろに当ててるその右手は何だ?傭兵っ!
怒鳴って、一気にドアを締めようとケイトは一瞬で考える。
そこから一度練り直しだ。そこでちゃんと詳細を木原さんに伝えて…正規部隊で殴り込みをかけて一網打尽だっ!!
(3、2,…)
「だぁーめですよー!ぴしゅ!」
ケイトの背後から間の抜けた女の声が聞こえてくる。
しかしケイトはその声が耳に入ってその言葉の意味を理解するまでの間に意識が遠のいていった。
背後から撃たれたのだった…。
ケイトは永遠の眠りについていった。
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