594:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:54:26.71 ID:p/ocpvSSo
「…滝壺?」
「まだなにもしてないよフレンダ。考えすぎは止そうよ」
595:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:55:28.91 ID:p/ocpvSSo
――佐天の学生寮を監視しているベティとケイト
ケイトの無線が任務の更新を告げる。
全身漆黒の特殊部隊のいかめしい格好をしているこの人物に連絡をよこしたのは木原数多という猟犬部隊の指揮官だった。
596:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:56:13.24 ID:p/ocpvSSo
――柵側中学の学生寮付近のホテル
砂皿がステファニーのいるホテルに帰還する。
フレンダの連絡先を手にした彼はホテルのドアをノックする。
597:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:57:10.66 ID:p/ocpvSSo
「あぁ…日常の連絡は取ってもらってかまわないが、学園都市から貴様の妹と貴様が脱出しようとしている事やそれにかんする連絡は取らないように言っておいたぞ」
「そうですか、ありがとうございます。ここで妹に私がメールしてしまえば…それも意味ない事になってしまう可能性が有り得ますよね…我慢しなきゃ…!」
598:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:57:51.33 ID:p/ocpvSSo
冗談交じりだろうか?
砂皿には表情こそ笑っているものの、その目にはゆらと滾る炎の様な雰囲気を感じ取ったそうだ。
彼もそのオーラに答えるようにあぁ、と力強く頷いた。
599:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 21:01:00.88 ID:p/ocpvSSo
――アイテムの共同アジトの近隣マンション オスカー
マンションの部屋を急遽手配した猟犬部隊。
オスカーはそこの部屋から大胆にもカーテンをあけながらアイテムを監視していた。
600:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 21:02:45.53 ID:p/ocpvSSo
――佐天の学生寮を監視しているベティ
結局何も起きないのではないか?
601:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 21:03:18.35 ID:p/ocpvSSo
『俺だ…ケイトだ。そっちの様子は?』
「無線で遊ぶなって、ケイト。ばれたら木原さんに殺されるどころじゃ済まないぞ?」
602:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 21:03:59.66 ID:p/ocpvSSo
――砂皿達が宿泊しているホテルの隣の部屋のドア前
ぴんぽーん…。
603:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 21:04:25.27 ID:p/ocpvSSo
角の部屋を予約できなかったのが悔やまれる所だったが、角を取れば柵側中学の学生寮が見えにくいという欠点があった。
学生寮が見えて護衛の任務を全うしやすい所は?そう考えるとやはり両サイドが空き部屋のこの部屋しかなかった。
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