727:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/09(水) 02:14:01.56 ID:irmETSjMo
数多は勿論男達の断末魔を見届けることなどなかった。
そして毒ガスが用いられたという形跡でだけ確認する。周囲に人が居なかっせいで、周辺にどれほどの影響を与えたかは確認出来なかったが。
「これで毒ガスを使ってるって事が判った。なら、うかつに忍び込むのは不可能だ…」
じゃあどうするの?とテレスティーナが数多に聞き返す。
「…なぁにあっちだってぐずぐずしてられねぇ筈だ…学園都市の大規模なイベントに乗じて作戦を実行するに違いねぇ…」
「ここ一ヶ月くらいだと…そうねぇ…大覇星祭か…学園都市の独立記念日だろうな…!」
「我慢比べって事ね?」
「あぁ。こっちから言って、無駄に戦力を減らす訳にはいかねぇからなぁ…!」
数多はそう言うと従えてきた猟犬部隊と一緒に自分のオフィスに帰って行った。
テレスティーナは帰って行く彼らの背中を見つめていた。
果たして、砂皿達が期待している様な出来事は一ヶ月後に起きるのであろうか?
アイテム、電話の女、猟犬部隊、MAR、グループ、スクール、御坂美琴、そして砂皿緻密とステファニー。
一ヶ月後、皆が交わるとき、キリキリと絞られた戦弓は放たれるのであった。
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