768:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/13(日) 18:38:23.38 ID:RnZvJev9o
フレンダは来た道を戻っていく。
絹旗はフレンダの行動がばれないように派手に研究所の物品を投擲する。
(これで裏手に回って…!狙撃手をぶっつぶせば…こっちのもんって訳よ!)
絹旗が派手に飛び回っている最中に素早く通路を戻り、狙撃手の裏手に回る。
スピードが勝負だ!いかに敵の狙撃手に感づかれずに背後に回れるか!通路は長い!かなり走らなければ…!
フレンダは約七キロの重さがある狙撃銃と腰にさしてあるククリ刀と拳銃の重さに息を切らしつつも全力で走った。
「…!…っ…!はァ!」
単に絹旗の援護に回る為ではない。
今日の任務の最中にフレンダは姉と会合し、学園都市から抜け出すのだ。こんな所で死んではいられない。
(…あれ…?まだ?まだ着かないの?)
フレンダは走っている。
確かに走っているのだが…!全く進んだ感じがしない。
(あれ?この研究所…こんなにこの通路、長かったけ…?)
確かに狙撃手は通路の終着点に陣取って狙撃を敢行していた。
しかし、それにしてもだ。もう相当走ったぞ?とフレンダは首をかしげる。
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