858:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/21(月) 04:02:55.23 ID:HhUvIBkbo
「フレンダ、取り敢えず、この後の予定としては第三学区の学園都市の出入国ゲートに行こうと思うんだけど?」
「結局、ここまで暴れといて学園都市に居続けれるわけ無いもんね」
ステファニーはそうねー、と軽い調子で答える。
しかし、ステファニーとフレンダだけではこの局面を乗り切れるのだろうか?
先ほど戦火を交えた猟犬部隊の他にも攻撃を仕掛けてくる組織もあり得る。
「ちょっと砂皿さんに連絡取ってみる…」
ステファニーは運転しながら携帯をかける。
数回のコールが鳴る。
(出て下さい、砂皿さん!こっちはフレンダと合流しましたよ!)
プルルルルルル……
長いコール音が続く。コール音が一回、二回と続くたびにステファニーの胸が詰まるようだ。
彼女が半ば諦めかけていた時だった。
ステファニーが外部音声に切り替えた時にちょうど砂皿が受話器を取ったようだった。
突然コール音が途切れたことで助手席に座っているフレンダはびくりと肩をふるわせた。
『俺だ砂皿だ!今どこにいる?』
「砂皿さん!こっちは今、第三学区です…フレンダとも合流しました!」
『そうか、GPSで大体の場所は把握している。このまますんなり学園都市外に逃げれるとは思えない。一度合流しないか』
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