862:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/21(月) 04:11:50.77 ID:HhUvIBkbo
――猟犬部隊の応急車輌内にて
数多はしばらくの間失神していた。
砂皿から受けた一撃は彼の意識を奪っていた。
「起きて下さい、砂皿さん!」
猟犬部隊の隊員のかけ声で数多は目を覚ました。
彼が目を覚ますとストレッチャーの上に乗せられており、証明が彼の顔を照らした。
その光を遮るように彼は手をかざす。
(猟犬部隊の緊急車両の中にいるのか…俺は…)
大型トラックほどの大きさの救急車に数多はいた。
最新の治療設備が整えられたこの車両で数多は失神している最中に応急手当を受けていた様だ。
「大丈夫ですか?」と名前も聞いたことのない数多の部下の隊員が話しかけてくる。
「お…俺は…寝てたのか……?」
「はい、昏倒していました」
「砂皿…っ…の野郎は…?」
腹部を押さえながら数多は猟犬部隊の隊員に話しかける。
すると隊員は気まずそうな顔をして「逃げられました…」とぽつりと言い放った。
「チックショウが!!!!」
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。