874:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/21(月) 04:27:05.44 ID:HhUvIBkbo
音速を越えたスピードなら一足飛びで垣根に相対するはずだ。
そう考えた矢先、垣根の鳥肌がズアッと粟立つつ。
(やべぇ!まさか心理定規を?)
垣根の頭に血が上っていく。天使の羽根を一気に羽ばたかせて心理定規の隠れているビルに向かう。
(無事でいろ!頼む!)
時間にしてほんの二秒程。しかし、この二秒は一方通行に攻撃の隙を与えるには余りに長すぎた。
垣根は高度を一気に下げてビルの合間に下りる。しかし、そこには――…
「ゲームオーバァでェす…!」
ニタリと暴悪な笑みを浮かべる一方通行。彼の靴の回りには肉片が散らばっていた。
「て…テメェ……!し、心理定規に何をしたッ!!!」
「殺した」
冷淡に、いや、冷淡さすら感じない。ただ自分のやった行為を正直に告げる子供の様に一方通行は自分の行為を垣根に告げる。
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