875:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/21(月) 04:27:39.15 ID:HhUvIBkbo
「そこまでだ、スクールのリーダー、垣根帝督」
やじ馬の中から出て来る三人の男女。その中の一人、金髪頭でBVLGARIのサングラスを掛けた男が告げる。学ランを着ているが下には派手なアロハシャツ。
「降伏する気にはなりませんかねぇ?スクールのリーダー、垣根さん。結標さんからも何とか言ってあげてください」
その男は優男といった印象を垣根に与えた。
彼も恐らく一方通行と同一の組織なのだろう。彼が話しかけた結標とかいう女も気付けば垣根の背後に立っていた。
「投降すれば悪いようにはしないわ。統括理事会もそう言ってる」
垣根は気付けばそいつらに囲まれていた。
身動きの取れない状態になった垣根は決断を迫られていた。
「決めろ、第二位」
一方通行は垣根に吐き捨てる。
目の前の血だまりを見て垣根はわなわなと震える両手をぐっと握りしめる。
「バカか、てめぇら、愛してる女殺されて降伏?冗談じゃねぇ」
垣根はそう言うと一瞬で上空に跳ね上がる。
手の平にキィィィと音を立てて光球が形成されていく。
「砕けろ、てめぇら…!俺の未元物質に常識は通用しねぇ…!」
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