931:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/28(月) 21:13:09.01 ID:qK/F6skHo
「ダメだ、敵が多すぎる!」
ステファニーの悲鳴の様な叫びが聞こえる。
撃ち続けなきゃ!!フレンダは弱気になってる姉に向かって檄を飛ばしつつ、拳銃を撃つが既に弾丸はなくなりつつあった。
猟犬部隊等の学園都市の治安維持部隊に囲まれつつある。
既にフレンダとステファニーは満身創痍の状態だった。
「クッソ…!あれを使うしかないのか?」
「あれってまさか、あの毒ガス!?お姉ちゃん!!」
ステファニーはフレンダの問いかけには答えずにアタッシュウェポンケースに収納されている透明の球状の容器を取り出す。
そしてそれをグレネードの弾丸に装填する。
「BC兵器は…ダメだよ…!まだ民間人が沢山いる…!一般人にも、被害が出ちゃうよ!!」
「で、でも…!」
ステファニーは自分達と砂皿が分断されつつある状況を打開しようと判断し、BC兵器(バイオ化学兵器)に手を出そうとしている。
砂皿を救う点ではその使用は正しい。けれど、一般人が多数いるこの状況でそれを使うとなれば話しが違う。
フレンダの僅かばかりの道徳心がその使用をためらわせていた。
「信じようよ、お姉ちゃん、砂皿さんは必ず勝つ!それまで普通の武器で戦おう!」
彼女の発言を聞いてステファニーは装填していたグレネードランチャーのBC兵器の弾丸を手にとって再びケースに収納する。
そして間髪入れずにクルツを短発モードに切り替えて発砲を始める。
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