過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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938:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/28(月) 21:23:38.47 ID:qK/F6skHo

日本側ゲートもかなり混乱しており、遠くから、警察のサイレン音が聞こえている。間もなくこの現場に来るパトカーの音だろう。

一方、境界線にいたモンスーンの二人は学園都市の技術の粋である自分達を見せまいといち早く退避する。
残った猟犬部隊は既に自分達の任務が失敗した事に怯え、その場で自決し始めた。


パァン!パァン!


渇いた銃声がゲートから聞こえてくる。
それを見たステファニーとフレンダは唖然とした。


「………任務を失敗してその後に彼らを待っているのは死ぬよりも辛い事なの?」


「結局、あの部隊の人達も哀れって訳よ…」


二人が話しながら近くにある車を物色する。
キーが入ったままの車がゲート付近にあったのが幸いだった。


「す、砂皿さん!乗ってください!」


フレンダが砂皿に話し掛ける。かなりの重傷だ。手当てをしなければ。
そう。日本に入ったからと言って直ぐに気を抜いて良い訳ではないのだ。砂皿は依然重傷。
ステファニーとフレンダにしても疲労困憊状態だ。予断を許されないのだ。




と、その時、一発の乾いた発砲音が周囲に響き渡った。




パァン!


その時、間延びした発砲音。
それは猟犬部隊の隊員達の自決と違って、明らかにこちらに向けて放たれたものだった。


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