955:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/28(月) 21:58:50.48 ID:qK/F6skHo
佐天は美琴に部屋に入るように促す。
「佐天さん、今後どうするつもり?」
「……正直なにも考えていません……」
「そっか……」
「私はね、自分の話しになるけど、あなたと同様、人を傷つけた事がある。それは間接的にだけれども…」
「……そうなんですか」
うん、と美琴は頷く。佐天はその事に関して深く聞こうとは思わなかった。
「友達を続けるっていうのは……やっぱり難しいと思う……結局あの計画の事を思い出しちゃうから……」
「そうですか…」
「でも、一緒に佐天さんのやった事を考えつづけたいって思うの。自分勝手だけどさ」
佐天はえぇ、と美琴の自嘲気味な呟きに同調する。
少し意外そうな顔をした美琴だったがその表情のまま床に目を落とす。
「私は確かに人を殺しました。自分では手を下していませんが、命令を伝達した立場として。その非は認めます。
フレンダを学園都市から逃がす事を幇助して免罪符を得たかったんですけど、それでもやっぱり人は死んじゃった」
「御坂さんの気持ちはすっごい嬉しいですよ?ただ、私は学園都市の闇にとっぷり浸かってますよ?このままみんなハッピーに終わるなんて事、あり得ないです」
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。