965:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/28(月) 22:15:03.54 ID:qK/F6skHo
「もう、二度とフレンダから離れないからね?」
「…うん。ありがとう。お姉ちゃん…」
フレンダはそう言うと隣の座席に座っているステファニーの肩の辺りにすとんと頭をもたげる。
ステファニーはフレンダの肩に手を回して引き寄せる。
もう離れない。
絶対に。
「ねぇ、フレンダ。帰ったらまずは砂皿さんの遺体を庭に埋めてあげたいんだけど、どうかな?」
「良いよ」
砂皿の遺体は冷凍状態で日本からカナダに後日送られてくる。
ステファニーは彼の遺体を丁寧に土葬しよう、と提案した。
「ねぇ…フレンダ?私ってひどい人間かな?」
「いきなりどうしたの?お姉ちゃん」
「お前の事なんかそっちのけで勝手に色んな所に行ったりして、師匠で、私の大好きだった砂皿さんを見殺しにするような人だよ?」
「そんな事言わないでよ…。私は結局お姉ちゃんがいなかったら、あのまま学園都市の闇に引きずられてたって訳よ…他のアイテムの人達には悪いけど、抜けれて良かったって思う。
だからそこから掬い上げてくれたお姉ちゃんは決してひどい人じゃないよ。砂皿さんもね」
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