過去ログ - 美琴「週末は アイツの部屋で しっぽりと」
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3: ◆nE9GxKLSVQ[saga]
2011/01/22(土) 13:35:41.65 ID:SumbvhkSo
 両想いの恋を始めてから、美琴は自分の知らない一面を多く知り始めた。
 付き合い初めは上条と手を繋ぐ事すらおぼつかないほどウブだったのが、
 自分は尽くす事で幸せを感じるタイプなのだと知るや
 程なくして通い妻の真似事を始め、やがて週末に上条の部屋へ入り浸るようになる。
 寮監や同居者の目を避けながら、既に四度もの外泊を重ねていた。

 一度目の夜は二人が同じ部屋で一晩を過ごすだけで頬が赤くなり、
 二度目の夜は初めて同じベッドに枕を並べて一晩を過ごし、
 三度目の夜はお互いを抱きしめ口付けあいながら眠りに落ち、
 四度目の夜は―――

「……私、アイツと……しちゃっ、たんだよ、ね……。
 アイツったら逞しくて、優しくて、でも荒っぽくて……ああぁぁ」

 先週の夜の出来事を思い起こすと、美琴は熟したトマトのように顔を赤らめてしまい
 正常な思考ができなくなってしまう。
 男女の一線を越える事を受け入れたのに、心は生娘のままだ。

「また、するのかなぁ」

 憶測ではなく願望を口にしている事を自覚して、顔が赤らみのぼせてしまう。
 出立前にわざわざ下着を厳選してきた自分の心に嘘はつけない。

「……玄関前に茹でダコがいるぜよ」


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