過去ログ - 紬「アイスの棒で?」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/03(木) 00:08:54.71 ID:ApuBWSEk0

 実際、得意なんだと思う。
 人のあら探しや、それを躊躇なく言える態度。考えれば、納得できない事も無い。
 ましてや唯先輩が相手となれば、私以外の適任者がいるとも思えないし。
 もう一度、溜息をついた。
 わかりました、やりますよ。やればいいでしょ。
 どうせ生半可な事を言って失敗するより、最初からドぎつい一発をブチかました方が効果的なんだから。
 やな子だな私。
 けど、憂なら許してくれるよね。

「じゃあ、早速考えますか。律先輩、ホワイトボードの落書き消してください」

「えっ? あ、ああ、わかった……なあ梓」

「何ですか?」

「こんなこと後輩に頼むなんて、ホントどうかしてるし、嫌な先輩だと思う」

「……」

「ごめんな……本当にごめん」

「……いいですよ別に。これでもHTTのメンバーですから。あと、電話でも言いましたけど、律先輩にそんな弱気な声、似合いませんよ」

 さて、と。
 まずは場所とタイミングだ。問責するにしても、これを決めない事には始まらない。
 いつもどおりの部活の時間にするか、唯先輩がトイレに立った後を追うか、それとも家に押しかけるか。
 とりあえずムギ先輩あたりに意見を求めてみた。

「やっぱり、部活の時間がいいんじゃないかしら」

「私もそれについては同意見です。何かと都合がいいですからね」

「どういうことだ?」


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