過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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397:1[sage]
2011/12/10(土) 13:09:48.63 ID:nVIjESd80
ステイル「なんだ……この違和感は……?」
魔術師であるからこそ感じられる独特の、例え様のない違和感。
それが、右腕を失った上条を中心に広がる。
サーシャ(偽)「………VNIG(必要)…LRASD(排除)…」
おそらくはサーシャもそれを感じていたのであろう。
いつのまにか彼女の手に握られていた巨大な光の弓から、とても矢とは言えないほどの大きさと質量を持った光が、
射ると言うよりは大雑把に消し去るために、
右腕を失ったまま、まるで立ったまま俯いて気絶しているかの様にその場から微動だにしない上条当麻へと放たれる。
ステイルはその光景に対し、何も言葉を発する事はできなかった。
あらゆる異能の力を消す幻想殺しは、確かに切り落とされた。
上条当麻は完全に力を失った。
そして、その上条にむけてサーシャは光の矢を放った。
それ以上の説明はいらないだろう。本来ならば上条当麻は莫大な光に包まれて消し飛んでいなければおかしい。
ステイル「なのに…どうしてそこに立っている?」
光の矢は、上条当麻に触れる事なく掻き消され、散った。
気が付くと、切り落とされたはずの右手がいつのまにかどこなに消失していた。
もともと幻想殺し自体、ステイルにとってはあまりにも謎が多すぎて説明のつかない力だ。
しかし、今この場で上条当麻に起きている現象は、そしてステイルが感じている違和感は、全くもって理解できるものではなかった。
そして、追い打ちをかける様に上条から発せられた不可解な現象は拡大していく。
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