過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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64:1[saga]
2011/02/12(土) 20:41:21.19 ID:vQio53aR0

明けの明星、つまり金星。旧約聖書では、暁の輝ける子、或いは光を掲げる者であるルシフェルを指す言葉だ。

しかし、ルシフェルは天使であり、ルシファーは悪魔。
同一の存在とは言え、まだ天使だった頃のルシファーを名を、悪魔学の書で使われているというのはどうなのだろう?

そう、明けの明星は、ルシファーが輝ける天使だった事を意味するのであり、彼は魔王ルシファーとなってその名と輝きを失った。
地に堕ちたのだ。


ヴィリアン「明けの明星は、ルシフェルの本ですね」


突然、背後から声が聞こえた。思索に耽っていたため気付かなかったらしい。


ヴィリアン「ルシファーの力を偶像崇拝の理論で使用する魔術は、悪魔学ではアブラメリン魔術が有名ですが…
      ああ、ちょうどここにアブラメリンに関する本が沢山並んでいますね」

サーシャ「第一の質問ですが、その悪魔学の書に、天使の名が刻まれているのはどう思いますか?」

ヴィリアン「うーん…しかし、悪魔学にも、十字教のテレズマを使うための理論と似通ったところがありますし」

ヴィリアン「例えば、天使の魔道書では、ミカエルを始めとする四大天使には、それぞれ司る属性と方角がありますよね?」

ヴィリアン「同様にソロモンの鍵では、いわゆる四大悪魔的な存在として、それぞれに方角が定められています。
      ルシフェルはたしか、東の方角を司っていましたね」

サーシャ「詳しいのですね」

ヴィリアン「いえ、以前ちょっと目にしただけで…」



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