過去ログ - 上条「約束したよな?例え地獄の底でも、お前を ――― 」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/07(月) 23:06:38.55 ID:OPr6xd7U0

二人の足が止まる。

見上げていると首が痛くなるような高層マンション。

一方通行がロックを開けて中に入る。

そして、後に続いてアイツも中に入っていく。

足から力が抜けた。

倒れなかったのは、側にあった電柱に寄りかかったから。

全身の血がすぅっと引いていくのがわかる。

今さっき目で見た光景が信じられなかった。

アイツは家族で、でも恋人でも何でもない。ないのに、俺は目の前で見た光景に自分でもわけがわからないくらい動揺していた。

その後、どうやって帰ったのか覚えていない。

気付いたら部屋にいて。

気付いたらアイツのベッドで横になっていた。

気付いたら日が沈んで、真っ暗な部屋。

スフィンクスがにやぁと鳴いて擦り寄ってくるのを適当に撫でてやりながら、俺は何も考えられずにいた。




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