過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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702:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/31(木) 02:20:20.95 ID:byKh2vfDO



「やりたきゃ外でやりな。子供じゃないんだ、仲直りは自分達でする事ね」



彼女の片手には白い紙で作られたお手製のハリセンが握られていた。
ヴェントが見る限り、先刻の音はハリセンが起因してるとしか考えられない。
でも構える動作どころか、何時この部屋に入って来たのかさえ感知出来なかった。
頭を叩かれて、幾分冷静になった彼女はポツリと呟く。



「……この家の住人は忽然と出現するのがマイブームなワケ?」

「伊達に魔術師をやってないよ。それで十分。頭が冷えたなら、案内してやるから風呂入って温まって来な。雪被って体が冷えてるだろうしね」



それと、と一度切り、部屋の入り口を一瞥する。



「そこで如何にも逃げようとしてる大馬鹿野郎」

「ひっ!?」



びっくぅっ!! と肩だけでは無く体全体が飛び跳ねるように震え上がった。オッレルスだ。
コソコソと密かに逃げ出そうとしていたらしい。


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