過去ログ - 面接官「えーと、次の方…ちっ、なんだ無能力者か」 佐天「…」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/12(土) 00:46:34.47 ID:ObxX0uXd0
「それよりさ、何観るか決めようよ。」

「そ、そうですね!」

私がそう言うと初春は急いでカバンから雑誌を取り出して机の上に開いた。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/12(土) 00:52:18.58 ID:ObxX0uXd0
「そんなのよりこっちみようよこっち!」

違うページにグロテスクな映像で有名なホラー映画の名前を見つけた私は、それを初春に勧める。
別に私自身この映画を楽しそうだと思うわけではないけど、実話と銘打った下らない他人の恋愛話なんかを観るよりはマシに決まっている。

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/12(土) 00:58:58.62 ID:ObxX0uXd0
「うぅ・・・だから私はいやだったんですよぉ・・・」

「ほらもう大人なんだからいつまでも泣かないの。」

上映中、途切れることなく叫び続けていた初春がかすれた声で呟いた。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/12(土) 01:03:09.36 ID:ObxX0uXd0
「私がどれだけ頑張ったって、無能力って言葉の前じゃ評価してもらうことすら不可能なんだよ。
 私より劣っている人間だろうが能力さえあればそれは優秀な人間になるの。
 その能力が役に立つのか立たないのかは別の話なんだから笑っちゃうよね。」

「佐天さん・・・。」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/12(土) 01:10:12.13 ID:ObxX0uXd0
「初春、あなたの能力なんだったっけ?」

私の左手を引き離そうと奮闘する初春を尻目に、私はあの時の感覚を思い出していた。
能力者を、無能力者の私が、[ピーーー]。
たまらなく残酷で、愉快で、歓喜を湧き起こすあの感覚が今でもしっかりと両手に残っていた。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/12(土) 01:16:42.96 ID:ObxX0uXd0
え、ちょっと待って規制入るんですかここ知らなかった・・・
なんかこう適当にそれっぽい言葉をあててください


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/12(土) 01:18:00.11 ID:+n09+lFN0
saga(さが)で回避できるよー

saga sage併用可能


17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/12(土) 01:22:43.63 ID:ObxX0uXd0
そうなんですかありがとうございます!
それじゃ一応>>14投稿しなおします


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/12(土) 01:25:12.08 ID:ObxX0uXd0
「初春、あなたの能力なんだったっけ?」

私の左手を引き離そうと奮闘する初春を尻目に、私はあの時の感覚を思い出していた。
能力者を、無能力者の私が、殺す。
たまらなく残酷で、愉快で、歓喜を湧き起こすあの感覚が今でもしっかりと両手に残っていた。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/12(土) 01:35:15.46 ID:ObxX0uXd0
一瞬の静寂があった。
その行為が与えた影響が目にみえるまで、私と初春は黙って刻まれた直線を見つめていたからだ。
そしてにじみ出た赤い液体を確認して、私は心臓が強く脈打つのを感じた。
たまらず悲鳴をあげようとする初春の口をより一層左手で強く押さえて握りしめる。。
私は前歯の直前まで溢れてきた狂気の咆哮を、やっとの思いで抑えて大きく息を吸った。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/02/12(土) 01:45:45.22 ID:ObxX0uXd0
「もうやめてください!佐天さんはこんなことする人じゃ・・・!」

今までとは打って変わって暴れだした初春が、私の手を振りほどいて逃げようとする。
それを差し出した足で転倒させて阻止すると、馬乗りになってカッターを持ち直した。
そうして見下ろした初春の顔は血で薄汚れていて、それが私の興奮をさらに煽った。
以下略



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