過去ログ - 面接官「えーと、次の方…ちっ、なんだ無能力者か」 佐天「…」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2011/02/12(土) 00:15:16.58 ID:ObxX0uXd0
私の頬を涙が伝う。悔しかった。
どうして無能力者というだけで、こんな目に遭わなければならないのか。
私の頭の中を、同じ疑問がグルグルと回りだした。
けれど、答えは既に決まっていた。誰だって、能力が無いよりあったほうがいい。
子供でもわかる、単純明快な答えだ。けど…。
納得は出来なかった。能力の発現には個人差がある。
努力して発現するものもいれば、労せずして発現するものもいる。
こんなにも不公平なもののせいで、私は虐げられる。
私だって、能力が欲しい。けれど、手に入れられなかった。
…少し落ち着きを取り戻し、涙で崩れた化粧を直そうと扉を開けようとする。
すると、先ほど一緒に面接を受けようとしていた女性が聞こえた。トイレ入ってきたようだ。
女性は、鏡に向かって化粧を直しているのだろう、独り言を言っていた。
「…しっかし、さっきの無能力者、面白かったなー。
面接も最後まであの子の無能の話題ばっかりで緊張も解れたし。
無能力者もたまには役に立つのねーあはは」
ふと、私の中で、何かが切れた。
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