368:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/04(金) 00:04:28.69 ID:FxICnBwDO
上条「おわわわわ!?」
すっとんきょうな声を上げながら転げまわる上条。ヒーローとして颯爽と登場したのに、これはない。
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2011/03/04(金) 00:15:32.25 ID:FxICnBwDO
カチリ。
少女の銃が空を切る。弾薬が尽きたのだ。
彼女は右手をポケットに突っ込むと、丸い何かを上条に投げつける。
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2011/03/04(金) 00:25:08.11 ID:FxICnBwDO
自分に投げつけられた閃光弾。
その猛烈な光を潜って、上条当麻は前に出た。
これは賭けだった。
371:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/04(金) 00:37:36.33 ID:FxICnBwDO
上条の凶器―その右手が少女の顔に躊躇いなく叩きつけられる。
ガアン、と言う鈍い衝撃音が辺りに響く。
少女の体が地面に打ちつけられると同時に上条は後を追う。
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2011/03/04(金) 00:46:02.46 ID:FxICnBwDO
上条「やれやれ…」
上条はパンパンと埃を払い、部屋掃除でも終わったように佇む。
そして美琴の方に向くと、
373:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/04(金) 01:00:48.52 ID:FxICnBwDO
命掛けの戦いにだというのに、コイツはあんな風に相手と掛け合い、戦いが終わった直後だというのに、もうこんなに落ち着いている。
相手は仮にもレベル4。しかし、あまりにも違う戦力差をもろともせずに打ち破ってのける。
他とは何か違う、レベル5の自分でさえ圧倒的と感じられる力。
374:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/04(金) 01:16:32.22 ID:FxICnBwDO
美琴「そ、そんな事より、そいつのツラよ!フードで何か隠してからに!?」
美琴は、思わず話題を変え、未だピクピクと痙攣している少女を指す。
美琴「今からその生意気なツラを拝んでやろうじゃない!!」
375:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/04(金) 01:25:02.85 ID:FxICnBwDO
勢いよく剥がれたフードから覗いた顔。
それを見て思わず絶句した。
美琴「何よ、これ」
376:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/04(金) 01:32:40.84 ID:FxICnBwDO
ハァッ、ハァッ
息が大きくなってくる。
377:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/04(金) 01:45:57.12 ID:FxICnBwDO
声がする。
「―検体番号9982号の回収に参りました、とミサカは業務的に通告します」
やめて。
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