121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 22:05:12.44 ID:BT5jmZ600
彼が私の膝から手を離す。
「美琴。自分で洗えるだろ?」
彼は私の大腿にタオルを置く。
何故、彼が急にそんなことを言い出したのかが分からない。
「当麻に洗って欲しいの」
"当麻に"の部分を強調して言う。
彼にもそれは伝わっているはずだ。
はずなのだが。
「悪い。美琴」
「先に出とくから、自分で洗っといてくれ」
そう言うと彼はさっさと風呂場から出てしまった。
残された私は突然の彼の変化についていけず、呆然とする。
しばらくたって、
「なんなのよ……」
愚痴をこぼしながら、自分で洗い始める。
タオルはもう滑り落ちない。
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