141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/02(水) 20:40:39.15 ID:l22pbCWv0
『…………なんだ?』
いつもと違う、無愛想な彼の声。
半ば電話に出ないことも脳裏によぎっていたため、結果は最低ではないだろう。
もっとも、最低に近い解答ではあったが。
「今から行くわよ」
『…………食材、一人分しかないぞ』
「途中で何か買っていくわ」
『泊まりは無しだ』
「なんでよ」
『いいから。言うこと聞いてくれ』
「理由を聞かせてよ」
『…………………………後でな』
「今言いなさいよ!…………って切れてる」
ため息二つ目。
私は携帯を鞄の中に放り込み、立ち上がる。
「さて……どうしたものかしらね」
とりあえずは食材の買出しだ。
そこに思い至り、私は足を動かす。
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