26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/21(月) 21:38:38.82 ID:69oL3ILK0
「……………………んん…………みことぉ…………」
彼が寝言で私の名前を呼ぶ。
私の夢を見てくれているのだろうか?
いずれにせよ、無意識下で名前を呼ばれることに幸福感を得る。
「なぁに?とうまぁ?」
嬉しくなって。
彼にも分けてあげたくて。
私は狭いベッドの中でより密着する。
「みことぉ………………どこだぁ……………………」
「ここよぉ……とうまぁ」
モゾモゾと寝返りを打つ彼の手を握り、私の背中へと誘導する。
すると彼はピタリと動きを止め、そこにある感触を確かめるかのように抱きしめてきた。
先ほどまで怪訝な表情をしていた彼が、安らいだ顔になる。
つられて私も頬を緩める。
ちょうど向かい合って抱きしめあうような形で、彼の唇に触れるだけのキスをして。
「おやすみぃ………………」
再び眠りに落ちる。
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