7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/20(日) 20:55:19.43 ID:xLNcRDr80
それでもな……と頭を書く彼に向かって、私は一つ提案をする。
それは先ほどからの懸念事項だった。
「……夕飯」
「なんだって?」
「こんな時間じゃ、寮に帰ってもご飯ないから。……なんか作ってよ」
所謂、おねだり。
私は別にハラペコキャラクターではないが、流石に頭を使ったあとに飯抜きはつらい。
手ごろな店で済ませても良いが、なんかそんな気分じゃない。
彼がいるのだ。
彼の手料理で満たされたい。
「そうか、わかった。じゃあ今から作るからちょっと待ってろ」
彼は急いで台所へと向かう。
私はその間にテーブルの上を片付けておく。
こんな些細なことにでも、彼との共同作業を意識してしまう。
もう、本格的に彼の虜なのだろう。
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