93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/25(金) 19:15:46.11 ID:/8EKa+bT0
「ねぇ……」
「どうした?」
「"優しくする"ってね……彼女のことを考えてあげることだと思うのよ」
「そうだな」
「"優しくする"ってね……彼女の欲しいものをあげることだと思うのよ」
「そうかもしれないな」
「この状況で、当麻は私に優しくしてるって言える?」
「言えないな」
「どうすればいいと思う?」
「してほしいのか?」
「さっきから言ってるじゃない」
緩んだ彼の手を払いのけて。
再び彼の顔に手を添えて。
唇と唇を重ね合わせる。
顔を突き出し、前のめりになった私の身体は彼に預ける。
目の前の彼はゆっくりと私を組み敷く。
「なぁ、美琴」
ほどなくして口が自由になった彼が言う。
「これも襲った内にはいるのか?」
「はいるわよ」
「まだキスしかしてないぞ。これじゃ冤罪じゃねーか」
「なら今から襲えばいいのよ。当麻の気の済むまで喘いであげる」
「この淫乱娘め」
目を閉じる前に映した彼の顔は、少し嬉しそうで。
私は放出している電磁波の反射が、どんどん早くなるのを感じ取った。
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