過去ログ - 上条「精神感応性物質変換能力?」
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117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/06/24(金) 19:22:48.60 ID:NvZXAZKyo
一九〇九〇号が両手に法則を完成させた時、彼らはもう彼女を止める言葉を持たなかった。
「一つだけ、確認していいかな?」
カエル顔の医者が、蒼みの抜けない表情を一九〇九〇号に向け、問う。
「どうぞ、とミサカはあなたの質問を受けつけます」
「この決断は君とネットワークの、どちらが下したんだい?」
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/06/24(金) 19:23:42.77 ID:NvZXAZKyo
「たんしお! たんしおだよ魔術師!」
タン塩を求めるインデックスの野生に溢れる声に、ステイルは即座に呼応する。
「――二・一、よし! 焼けたよ『禁書目録』、これこそがタン塩だ」
「もぎゅもぎゅ、ぷはー! おいしいんだよ魔術師!」
「うん、うん。僕も炎の揮い甲斐があるというものだよ」
119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/06/24(金) 19:26:20.17 ID:NvZXAZKyo
布束の曳くストレッチャーで退場するカエル顔を見送り、妹に遅ればせの突っ込みを入れる。
「何だってアンタの数え方は洋式なのよ?」
「ただ一つの交戦規定が『生き残れ』。それが気に入りました、とミサカは戦況を読める奴で
ありたいと思います」
「ああ、知っている。――でも間違いなく、アンタは強さを求めてると思うんだけど」
120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage saga]
2011/06/25(土) 10:36:16.12 ID:Q5gSwHHJ0
>>118
ひwwwゃwwwくwwwにwwwじwwwゅwwwうwww
ブリテンが禁書目録の管理を上条に丸投げしたのって胃袋(いじひ)の問題だったんじゃねーの?www
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/06/29(水) 05:35:31.69 ID:9vxtq56Io
「『みすじ』と『ひうち』と『かたかぶり』と『いちぼ』と『かいのみ』と『りぶろーす』と
『かたさんかく』と『ささみ』と『へれ』と『つらみ』と『ともさんかく』と『まるしん』と
『くらした』と『しきんぼ』と『はねした』と『らむしん』と『せんぼん』と『しんたま』と
『くり』と『うわみすじ』と『うでちまき』と『しゃとーぶりあん』を頼むんだよ魔術師!」
「ま、任せてくれたまえ、『禁書目録』。最高の焼き加減をや約束するよ」
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/06/29(水) 05:36:48.80 ID:9vxtq56Io
「死ぬかと思ったよ?」
「死ぬ気かと思ったわ」
除細動器のパドルを手に、布束は呆れ顔でカエル顔に切り返す。
「罰を受けたい気分だったんだ。僕たちがこれから作るのは、確実に僕の信念に抵触する代物
だからね?」
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/06/29(水) 05:37:49.16 ID:9vxtq56Io
「……アンタと私は寸分違わないはずなのよね?」
「そのはずですが、とミサカはこのミサカの身体データを確認します」
「じゃあ、私がいま感じてるこの理不尽さは何なのかしら?」
がらごろとトランクのキャスターを転がしながら、美琴は妹を恨めし気に眺める。
「ミサカには見当もつきません、とミサカは答えるしかありません」
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/06/29(水) 05:38:42.70 ID:9vxtq56Io
白衣の男が血相を変えて執務室に飛び込んで来る。彼の息は上がり、汗にまみれている。
「何だこの数は! こんなに利権を分散したら――」
「まァまァ、落ち着いテ。それでも利益は充分に出ますヨ。ドクター天井」
天井と呼ばれた男はなおも上司に食ってかかる。
「一八三だぞ! 還元される利益がどれだけ薄くなるか、アンタ解ってるのか?」
125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/06/30(木) 01:48:37.85 ID:z71H4Yheo
どのスレ行っても天井は小物だな…
カズマの眼中にも入らなさそうだ
こういう毒虫の駆除はカズマよりも劉邦が似合う
126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/07/05(火) 05:24:00.77 ID:IjUCH7N3o
――何……だ……?
窮屈な暗闇の中、天井は意識を取り戻した。腰骨に響く振動と傾いた重心が、移動の最中で
あることを彼に伝える。
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