過去ログ - 上条「精神感応性物質変換能力?」
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121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/06/29(水) 05:35:31.69 ID:9vxtq56Io
「『みすじ』と『ひうち』と『かたかぶり』と『いちぼ』と『かいのみ』と『りぶろーす』と
『かたさんかく』と『ささみ』と『へれ』と『つらみ』と『ともさんかく』と『まるしん』と
『くらした』と『しきんぼ』と『はねした』と『らむしん』と『せんぼん』と『しんたま』と
『くり』と『うわみすじ』と『うでちまき』と『しゃとーぶりあん』を頼むんだよ魔術師!」
「ま、任せてくれたまえ、『禁書目録』。最高の焼き加減をや約束するよ」
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/06/29(水) 05:36:48.80 ID:9vxtq56Io
「死ぬかと思ったよ?」
「死ぬ気かと思ったわ」
除細動器のパドルを手に、布束は呆れ顔でカエル顔に切り返す。
「罰を受けたい気分だったんだ。僕たちがこれから作るのは、確実に僕の信念に抵触する代物
だからね?」
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/06/29(水) 05:37:49.16 ID:9vxtq56Io
「……アンタと私は寸分違わないはずなのよね?」
「そのはずですが、とミサカはこのミサカの身体データを確認します」
「じゃあ、私がいま感じてるこの理不尽さは何なのかしら?」
がらごろとトランクのキャスターを転がしながら、美琴は妹を恨めし気に眺める。
「ミサカには見当もつきません、とミサカは答えるしかありません」
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/06/29(水) 05:38:42.70 ID:9vxtq56Io
白衣の男が血相を変えて執務室に飛び込んで来る。彼の息は上がり、汗にまみれている。
「何だこの数は! こんなに利権を分散したら――」
「まァまァ、落ち着いテ。それでも利益は充分に出ますヨ。ドクター天井」
天井と呼ばれた男はなおも上司に食ってかかる。
「一八三だぞ! 還元される利益がどれだけ薄くなるか、アンタ解ってるのか?」
125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/06/30(木) 01:48:37.85 ID:z71H4Yheo
どのスレ行っても天井は小物だな…
カズマの眼中にも入らなさそうだ
こういう毒虫の駆除はカズマよりも劉邦が似合う
126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/07/05(火) 05:24:00.77 ID:IjUCH7N3o
――何……だ……?
窮屈な暗闇の中、天井は意識を取り戻した。腰骨に響く振動と傾いた重心が、移動の最中で
あることを彼に伝える。
127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/07/05(火) 05:24:50.09 ID:IjUCH7N3o
「問題はなかったようだね?」
「順調そのものでした、とミサカは報告します」
「一〇人の『目』があったからね。そっちはどう?」
「もうしばらく掛かるよ? もちろん」
128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/07/05(火) 05:26:52.14 ID:IjUCH7N3o
美琴と一九〇九〇号が天井を拘束した手術台を囲む。
「さてと。まずは口が利けるようにしないと」
「お任せあれ、とミサカはこの男の鼻先にアンモニアを喰らわせます」
びくん、と天井の身体が跳ね、また平らになる。美琴の電撃による麻痺が解けていないのだ。
「容赦ないわね」
129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/07/05(火) 05:28:04.64 ID:IjUCH7N3o
「どうせ保身のためのお為ごかしです、とミサカは断じてプランジャに力を込めます」
「ひっ……あ、やぁぁっ! し、死、死にたくない! 嫌だ! 嫌だ!」
「……アンタ、この子に殺されるのは仕方がないんじゃない?」
「天魔覆滅です、とミサカはこの世を斬る影としてこの男を成敗します」
「……ゼーフェル・イェツィラア……召しませモカシュークリーム……はっ! 春上さん!?」
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/07/05(火) 05:28:59.52 ID:IjUCH7N3o
「えー、またやるのー? 結局、また返り討ちにされるだけだってば」
睡眠が沸騰した脳味噌を鎮め、彼我の戦力差を認識したフレンダが不平を漏らす。
「超お断りです。あの男に敵うためには、相応の修行を重ねる期間が超必要です」
その強さに憧れに似た感情を抱いてしまった絹旗が、時期尚早を訴える。
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