40:松本晶[saga]
2011/03/04(金) 21:58:49.50 ID:8cQHTaIl0
「あはは、ハルにゃん。口はそーでも体は正直だねぇっ!
欲しいならあげるんだから、別に構わないにょろよ。
『これはなるべくSOS団の中心に近い人物に預けて欲しい』そう、例のメアリーちゃんに言われたのさっ」
どういうことだろう。私たちが持っていて、何かがあるとも思えない。
「はっはっは。有希っこが聞きたそうだから応えるたいところだケド、あたしにはさっぱりっさ!
でも元々がそう金銭的価値の付きそうにないモノだし、辿っていくと手に入れたのだってジョン君の功績っさ。
団員のものは団長様のもの。遠慮せずに受け取ってほしいっさ」
「〜〜〜〜〜〜、しょうがないわね。鶴屋さん、遠慮せず貰っちゃうからね!」
涼宮さんは勝手に受け取ってしまった。別に欲しいワケじゃなかったから・・・・
『ジョン君の功績っさ』
「涼宮さん・・・・!」
「へ、有希。何かしら」
「やっぱり、私が・・・・」
「え、え、え? どうしたの有希。目が結構マジなんだけど・・・・・」
「それ、欲しいから」
「わわわわ、判ったから。あげるから。珍しく本気にならないでよ。別に意地悪しようってんじゃないのよ、こっちも」
ひょいと渡されたそれは、しかしずしりと重かった。
「・・・・有り難う」
「長門さん、どうしたんでしょう・・・具合でも」
朝比奈先輩が心配そうに目を向けてくる。けれど、その理由は恥ずかしくってとても言えない。
248Res/280.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。