37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/05(土) 00:26:42.10 ID:BOkZXy320
「8月にそういうのは卒業したんじゃなかったの?」
8月とは、姫ちゃんのために泣いたあのときのことだろうか。
…ならそれは間違いだ。
アレは切欠に過ぎなかった。
狐面の男との戦争の、プロローグに過ぎなかった。
顔合わせだったに近い。
序幕にもなっていなかった。
「むしろ9〜11月にかけて悪化しましたよ。ある男との戦争でね。そのとき、ぼくは世界を救うって決めたんです。
春日さん。あなたはぼくが救いたい世界の一部です。守りたい世界の一部なんです。だから、黙ってて下さい。」
そう。
ぼくは決めたんだ。
『人類最悪』から、世界を救ってやると。
そして――救った。
勝負に勝ったんだ。
今さらその世界を破壊なんかさせない。
どんなどうでもいい奴でも、守りきってやる。
「いっきー…。お姉さん、濡れちゃった。」
「いいセリフを台無しにしないでください。」
その一部始終を黙って見ていた「彼女」は
「ふ、ふはははは…。ははははははははははは!!」
狂ったように笑い出す。
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