過去ログ - あまくさっ!
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14:第1話――香焼「お前ら出てけぇっ!!」[saga]
2011/03/05(土) 04:15:42.83 ID:aCI9TYL10
香焼「ぷ、女教皇様!?」ドキッ!

神裂「近くまで寄ったものですから、何をしているかと」


長い髪をポニーテールに括り、左右非対称のジーンズとデニムジャケットを着た奇抜な恰好。
更に腰にウエスタンベルト。そこに長刀(七天七刀)を携えて現れたのは、我らが天草式の女教皇様だ。
今日は、まるで似合わないスーパーのエコバックを持ち歩いてらっしゃる。


香焼「えっと……」タラー・・・

神裂「何か都合が悪かったですか?」フム?

香焼「い、いえ……ただ一報頂ければ、もう少し片付けておけたんすけど」アハハ・・・

神裂「ふふっ。そんなに気を使わなくても良いですよ」ニコッ


眩しい笑み。
気を使う使わないの問題じゃ無くて、部屋の中に『爆弾』が居るから入れたくないのだが。

ところがどっこい、まさかの発言をなさった。


神裂「五和から連絡を受けまして、是非遊びに来いと」

香焼「」

神裂「香焼、上がってもいいですか?」

香焼「」コクコク・・・


唖然と頷く。
女教皇様は『お邪魔します』と何処ぞの馬鹿共とは違い、丁寧に挨拶して部屋に上がられた。
荷物を受け取ろうとした際、女教皇様が『そうだ』と口を開いた。


神裂「香焼、夕食は済ませましたか?」キョロッ・・・

香焼「え……あ、はい」テクテク・・・

神裂「そう、丁度良かった……はい、御土産です」ゴソゴソ・・・


エコバックの中からゴトリと……メロンが飛び出してきた。
何故に、バックの中に直メロン?


神裂「貰い物です。土御門から渡されました」

香焼「そ、そうなんすか……」

神裂「3人で分けて下さい……ん? 五和と浦上は居間で何をやっているのですか?」キョトン・・・

香焼「い"っ……」ギクッ・・・


居間で身体をくねらせている阿呆二人(トランス状態)に気付いてしまったらしい……非常に拙い。
女教皇様は何の疑いも無く、二人に近づいて行った。


神裂「二人とも、何を―――」


浦上「『五和……いつも堂々とこんな恰好で……ホントは誘ってたんだろ、この大精霊さんめっ!』ってかぁオイ!」キャー!

五和「ち、違うの! この恰好は魔術的な意味合いで、その……駄目っ! 私達血は繋がって無くても家族なのよ!!」キャー!


神裂「―――」ボトッ・・・


手に持った長刀を落とした。そりゃ落としたくもなる……


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