982:第11話――神裂「え、えっと・・・私の家、ですか?」 固法・麦野・結標「「「イエッスっ!!」」」[saga]
2011/06/27(月) 06:40:30.90 ID:mxN3Bjdi0
浦上「博愛。甘ちゃん……ですネ」クスッ
香焼「……」チラッ・・・
浦上「交友関係とかコネとかツテも武器なのさーって事ヨ。幸い、香焼は友人に恵まれてるんでしょ?」
友人達に……
浦上「それに、私達魔術師ってのは能力者に対しては有利だよ。コッチは科学(超能力)を知ってるけど、アッチは魔術を知らない」
神裂「……」
浦上「まぁそれでも香焼の力は遠く及ばないでしょうけど、頭を上手く使えば差は埋められる。例え格上相手でもネ」
五和「……この街では『最弱』が『最強』を倒せた例もあります。諦めるのは尚早でしょう」
浦上「あとは土御門も『偶然』起きてしまった事には事後処理しかできませんヨ。結標さんの時みたいにネ」
手はいくらでもある、と。
五和「私はね、この生活が結構好きなんです。仕事は楽とはいえないけど、こうやって本当の姉弟みたいに当たり前な生活出来る日々」
浦上「私も私も」ニャハハ
五和「でもそこに暗い話題が生まれるのは嬉しくない……誰かの友達が『救い』を欲しているなら尚更です」
それこそ我らが目的、か。
五和「私情であっても、それが『救い』を必要とする者なら『手』を伸ばすのが……私達ですよね?」クスッ
神裂「……」クスッ・・・
五和「という訳で……コウちゃんは今まで通りに行動なさい。姉様、命令しちゃダメです」メッ!
神裂「ハァ……何ともなぁ」ハハハ・・・
浦上「ただし素直に忠告は聞く。それを判断するのは香焼自身だヨ。OK?」チラッ・・・
……まさかコイツらにマトモな事を言われるとは思わなんだ。
五和「マトモっていうか当たり前の事言ったまでよ。此処では『家族』。教皇教徒は関係無しって約束でしょ」フフッ
浦上「一人の悩みは家族の悩みーってネ。まぁ勿論、教えや上からの命令に反する訳じゃないし」
神裂「私が上ですよ」クスッ
五和「此処ではフラット、でしょ」ニカッ!
もあい「なーぉ」ペチペチッ
建宮さん達が聞いたら呆れかえるだろう。だが……此処では女教皇様でさえ、神裂火織なのだ。
自分勝手と怒られようが、そのルールを存分に利用してやる。
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