過去ログ - 美琴「おかえりなさい、とうま」
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123:1だよ[sage saga]
2011/03/14(月) 00:24:16.13 ID:ViGHE5yk0
結局、この騒動は私一人の空回りだったのかもしれない。
しかし得た物もある。
それは、これ以上関わるならば日常には帰れない、ということ。

こんな言い方はしたくはないが、たかが男子高校生が一人ぶっ倒れただけなのだ。
年頃の少年が何かに悩み、困って、溜めこんで、その疲労から倒れた。
そして私は彼の事を心配して、支えようとした。それだけ。

しかし、ソレが上条当麻である場合は事情が異なる。

私にとって彼は日常の象徴でもあり、
矛盾しているかもしれないが、同時に非日常も象徴している。
なぜなら彼は色々な事件に首を突っ込んでいるだろうから。

絶対能力者計画
海原光貴
外からの侵入者による地下街の出来事
残骸(レムナント)
大覇星祭で起きた何かの事件
学園都市の機能が麻痺した時の出来事
デモが激しいフランスからの電話
大怪我にもかかわらず病院から脱走したあの馬鹿
クーデターで荒れているイギリスからの電話
そして第三次世界大戦

列挙するだけで目眩がしてくる。
私が知っているだけでこんなにもあるのだ。
きっとこれら以外にもあるだろうという確信が妙に悲しい。

故に、上条当麻は日常にして、非日常。

そして土御門元春は上条当麻を引き合いに出して、深夜という非日常を選び、私に警告した。

『ロシアでその一端に触れたお前なら解っているはずだ』

「(知ってるわよ、そんなことぐらい…)」



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