過去ログ - 美琴「おかえりなさい、とうま」
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254:1だよ[sage saga]
2011/04/24(日) 15:58:41.75 ID:sr1ouXJX0

「かみやんを心配するのはわかってる。
 だから昨日言っただろ? 護衛兼慰安役をこっちで派遣するって。
 相手も快く了解してくれたから大丈夫だ」

その役者とは御坂 美琴。
この学園都市に七人しかいない超能力者の一人。
ロシアの件で若干“上”に睨まれているものの、彼女は世界の裏事情とはあまり縁が無い。
そして上条に懸想しており、人格も善であるので彼を裏切るような真似はしないだろう。



なにより―――



正直に言って、絶望に叩き落とされた上条を支える役は誰でも良かった、というのが本音。
神裂には魔術だの科学だのと理由を告げたが、そんなモノはどうにかできる、と思う。たぶん。恐らく。
話が逸れてしまうかもしれないが、上条は多くの人から慕われており、その人望は厚い。
そんな彼が精神的に参っていると聞けば、きっと彼らは支えようとしてくれるに違いない。
神裂、五和、その他かみやん病患者などなど。
にもかかわらず、あえて御坂美琴を選んだのは



―――彼女が上条当麻が記憶喪失であることを知っているから、につきる。



神裂たちは上条の事情に気付かず、御坂美琴は土御門と同様にソレに気付いた。
この違いは大きい。それだけ上条を注視しているということだから。
土御門の場合は彼を監視する任に就いていることもあり、また、入れ替わり術式の事件に関わることができたからこそ気付けた。
彼女がどういった経緯でソレに気付いたのかが気になるが、この際置いておくとしよう。

確かに記憶喪失の件を知らずとも上条を立ち直らせることは不可能じゃない。
けれど“あの”上条だ。自分のことなんて後回しにしてしまいかねないのだ。
というより彼の事情を知る者はだいたいにして禁書目録のことも知っているため、傷を舐め合うような関係になってしまう。
それではダメだ。


つまり。


性格が善でそれなりに信頼できる
荒事にも対応できる
インデックスをあまり知らない
(科学側の人間であれば)禁書目録を知らない
上条に対してある程度好意を抱いている
記憶喪失を知っている


これらを満たしているのが知りうる限り一人しかいない。


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