17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 01:02:14.80 ID:UJglJRMW0
「僕に考えがある」
「何なの?モタモタしてると、また逃げられてしまうわ」
「だったら逃がしてやろうよ」
「?」
「ここで使い魔を倒しても、魔女の本体を捜し当てる手掛かりにはならない。でもこっそり気配を追っていけば……」
「駄目よ」
マミはキュゥベえの言葉を遮った。
「もし見失ったらどうするの?やっつけるチャンスがあるのに、みすみす街の人たちを危険にさらすわけにはいかないわ。それに、あの使い魔の本体が昼間の魔女だとは限らないわけだし」
「でも……」
「絶対に駄目」
しばらく沈黙したあと、キュゥベえは言った。
「……分かった。実際に戦うのは君だからね。君の考えを尊重するよ、マミ」
「ありがとう、キュゥベえ」
言うが早いか、マミはソウルジェムを目の前にかざした。ジェムから放たれた黄色い光がマミの身体を包み込む。
「まずは、お手並み拝見ってとこかしら」
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