過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2011/04/13(水) 01:23:43.45 ID:FZ3GAiZ0P
(……ようやく、これで一息)
ボストンにある大学地下研究施設の、彼にとっては子宮であり玉座でもある場所に吊られた、自立思考可能な機械人格
上条刀夜が遠隔的に監視している中、その人格そのものはただの基盤の中にあるので表面上には全く変化など無いが、ようやく一つ安堵した
安堵の理由は、彼に伝えられたNYの現状
刀夜の息のかかった"負け組"による情報撹乱の手が届かない、最重要機密の駆動鎧の目を通して得られた情報では、遂に魔術サイド強襲勢力殲滅の目途が見えてきた
それは神裂の登場によるものだ。この登場は彼の予想通りだが、その戦力は彼の予想以上だった
(またも、予想を外してしまったか。……フ、よくもまぁ、世界最高レベルの頭脳を自負していられるな、私は)
そう、"またも"なのだ。ここのところの彼は、外してばかりである
どれほど能力が高い処理能力を持ったコンピュータで有っても、とてつもない経験を積んだベテランの兵士であっても、十分な量で正確な情報がない限り、判断を誤ることは有る。それはどうしようもないことだ
その誤りが続くならば、流石の彼も気落ちすると言うもの。なまじ、人間の感情に似た機能を持ち、それを学ぼうとしているばかりに
今までの彼の行動からも分かる様に、決してこの存在は完全ではない。その場その場の状況に合わせて、何度も考えも行動も変わって来ている
その場の状況に合わせて、と言う事は、ともすれば後手後手に回ると言う事である。指示を出す頂点として良くないことなど彼自身が一番よく理解しているし、だからこそ気落ちさせているのだ
アメリカ現体制側、つまり"イェス"側だった方の青髪の体へ乗り移る"肉体逃避"をし、直接的とも間接的とも言える形で会談したアレイスター
(思えば、この段階から私の誤りの連鎖は始まったのか)
("前"での私と"今"の私の方針は、結果こそ似ているが、180度違うと言っていい。"前"は学園都市の技術欲しさに占領を画策したが、"今"は生産手段こそ限られるが、既に技術は有る。"今"の私の狙いは、それらの技術を用いて、アメリカだけでなく、学園都市を含んだ世界全てにある、信仰無き者達の救済)
(彼と我がアメリカが手を結ぶこと。理事会の保守派の人間であれば反対する理由は有る。だが、それらとは一線を画した存在である彼が拒否をする理由は無かったハズだ)
(だが、アレイスターは拒否を示した。まるで"終末"への観点自体が私と異なっていると、言わないばかりに、な)
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