過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/04/13(水) 01:30:12.43 ID:FZ3GAiZ0P
「"イェス"。ああいや、今のは私の名前だ。肯定の意味のYesでは無くてね。別にアンタでも構わない」
イェス「関係者か、と言われたら、答えもYesだ。というより、アメリカの機関において私が関与していないところを探す方が難しいかな」
御坂「そう。でも別に"イェス"さんのお話はどうでもいいの。関係者なら、上条当麻って知ってる?」
イェス「もちろん、知っているとも。少し前まで、丁度今君が立っている場所で、彼女、いや彼と会話していたしね」
御坂「ホントに?! それで、今アイツは……」
一気に彼女の声色が上がった。しかし瞬時にその興奮は抑えられる。微小機械の有効利用で、彼女は意識することなく冷静な思考を取り戻した
待て自分。早計すぎる。こんな銃撃戦の音がする場所で、"会話していた"だって?
"少し前"がどれだけ前かは分からないが、武器を奪った死体は少なくとも1時間以上は経ている。そんな状況で、会話?
それ以前に、私は今何と会話している? 相手は自分を知っているようだが、自分は相手を知らない。そんな相手の言葉を、この状況で簡単に信じれる?
何より、どうして目の前の話相手から、上条当麻の頭脳と同じ反応がする?
「残念ながら、今彼はここには居ないよ。少し待っていて貰ったのだが、何処かへ行ってしまったからね」
途切れた言葉を補う様に、イェスの方から答えを応えた
御坂「……"待っていてもらった"? 監禁していた、とかの間違いじゃなくて? それにアンタと当麻はどういう関係なの? ただの上司と部下って訳じゃないでしょう。同じような動作周波数が出てるし。目立つのよね、特徴的で」
イェス「同じような周波数? ほぉう、流石学園都市の看板の電撃姫だけはある。それに、Mr.御坂の娘らしく、なかなか頭も良い様だ」
御坂「話を逸らさずに、言いなさい。私が第三位の電撃使いって分かってるなら、この状況がどれだけ不利か分かってんでしょ? 目の前の大切そーな回路、叩き壊すわよ」
イェス「それは勘弁願いたいな。まだ"逃げ場"があるとは言え、そうなっては私が消えてしまう」
よもや、と思っていたが、この言い方では本当に声の主は目の前の物質らしい
御坂「……ホントに、この回路がアンタそのものってわけね」
イェス「そうだとも。別に会話できるのが人間同士の特権だと言う訳ではないだろう?」
御坂「言わないわよ。でも所詮プログラムの癖に、他人の親を部下だなんて大層な言い方をするじゃない」
イェス「まぁ、学園都市のAIなんてものは、簡易なロボットや無人バスの他、各種制御系でしか使われていないから、そう言うのも無理はないな」
御坂「アメリカ如きの科学力が、学園都市を上回っているって言いたいの?」
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