過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:28:21.84 ID:lQtguuolP
能力の活用方法を、知りたかった?

愉快ね。まだこのAIは気付いてないみたいじゃない

「チェック・メイト」という言葉が聞こえて、彼女の口元が緩んだ

一番自分が分かっている。普通の反応をしていたのでは、今頃八つ裂きか、もっと前に粉微塵か、である

そうさせなかったのは、全てはプログラミングだ

ある一定の入力があれば、それに対して頭脳の判断を介すること無く、それこそ脊髄反射の如く肉体に信号を出す。そういうプログラム、機械的判断

とはいっても、脳に直接コードを書き加える事が出来るわけではない。そんなことが出来たら、電気系統の能力者は皆すべからく超人になっている

しかも、脳へプログラムしていたら、結局脳まで情報を送らなければならない。それはタイムラグだ

どういうことか。答えを挙げれば、微小機械である

興奮ホルモンの一定以上の分泌を感知すれば、それを無意識に引き下げる機能を持たせたように

危険な情報の入力があれば、定めた通りの回避行動を行う為に体内の微小機械が運動神経に直接指示を出し、脳の意識無しで回避を実行する

この危険な情報というのは、能力的な電磁フィールド内で感知した周辺物の動きであったり、音であったり、視覚であったりだ

電気を扱う能力で、そういうプログラムを微小機械に組み込んだだけ。応用すれば、害となる情報を最初から認識させない、と言うことも可能だ

これには幸運的な要素もあった

もともと彼女の微小機械は、上条当麻から微小機械自己製造株を移植されて製造されたもの。つまり、元をたどればアメリカ製なのである。しかも、最上級機密の装備

試作兵器同士の情報伝達に使われていた、暗号化されたプロトコルに、この微小機械も親和性があったのだ

故に、何か得体のしれない機構によって高速射出された1m近くの金属槍も、射線情報があらかじめ他の試作兵器に伝えられていたので、その情報を微小機械が危険情報として受信して回避判断を体の筋肉へ伝えることで、射撃直前に射線上から回避可能だったのだ

また、人間にとってはイレギュラーな行動をするハズの対物円盤型飛行チェーンソーの動きも同じ方法で予測でき、最良と思える動きで回避をすることが出来たのだ

微小機械というネタが分かっていれば、とても簡単なことである

御坂「止めて!! 殺さないで!! ねぇ、お願い!!! なんでもするから!!…………なんてね」


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