過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:28:51.97 ID:lQtguuolP
棒読みでバレバレな演技をした彼女が両手を拡げると、その間で紫電が行き来していた

それは、あやとりをするかのように、ペットの蛇を腕に巻き付けるようでもあった。つまり、間違いなくその電撃は安定していて、彼女の思い通りということだ

とても対能力者用演算妨害装置の影響下とは思えない
以下略



172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:29:21.85 ID:lQtguuolP
「ヒャッハー!! 派手にやるじゃないか、青髪の奴ァよう!」

上条の目の前で、チャールズ・リバーと言う名の河を挟んだ対岸の大学にオレンジ色の光が降りかかった

激しい音の中、溶け壊れるキャンパス。極音速爆撃機の"地殻破断"によって生じた亀裂に、後続機のウェポン・ベイから固形物が落とされる
以下略



173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:29:52.84 ID:lQtguuolP
「そーそー。死んだ仲間の為にも喜んでやんなきゃなんねぇからな」

それでも、どうしてここまでする必要がある、という疑念を持ってしまう

彼らの目からは、どこか狂信的なものを感じとられた。まるで、洗脳されてしまったかのような
以下略



174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:30:24.46 ID:lQtguuolP
御坂「こ、この揺れは何よ!!」

地下の広い空間に、少女の声が響く

しかし、爆撃の音と揺れが、その声も少女のバランスも圧殺した
以下略



175:前レス 悶える⇒耐える で[saga sage]
2011/04/19(火) 11:31:05.67 ID:lQtguuolP
『随分とやられたい放題となっているが、君はコレで良いのか?』

窓の無いビルの内部、アレイスターと呼ばれる男がいる空間に、声が響く

既に科学的なプロセスを用いた方法での遠隔的な通信は、この学園都市では行えない
以下略



176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:32:03.11 ID:lQtguuolP
エイワス『それはそれは。君がそこまで執着している"現出した私"だ、好きにするがいい。私にはそんなことよりも、あれによって私の興味対象が破壊されてしまう事の方が、余程問題だ』

アレイスター「それについては、どうするつもりも無くてすまない、とだけあなたには言っておこう」

エイワス『今の一番の関心事は彼女の戦いだ。そこは比較すれば大きな問題じゃない。気にしないでいい』
以下略



177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:33:30.59 ID:lQtguuolP
爆撃の揺れが完全に止まったころには、彼女の意識はかなりギリギリの所になっていた

全身は血まみれ、打撲箇所多数、ヒビの入った骨々

御坂(いつの間にか、揺れ、止んでる……?)
以下略



178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:34:03.53 ID:lQtguuolP
イェス「さぞ辛いだろうが、"右手を挙げろ"」

御坂「なに? 何かの暗号? 悪いけど、そんなことに付き合ってる余裕、………え?」

少女の右腕が、力なさげではあるが、確かに、頭よりも上に挙がっていた
以下略



179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:34:41.15 ID:lQtguuolP
イェス「今の君は、君自身のアイデンティティの中に彼を置くことで、何とかもっているからね。その彼が最悪の状態ならば、君の方がどうにかなってしまうだろう。それは君自身、自然に気付いているのだな。自分で何度も否定している」

イェス「不安からくる揺らぎは仕方ないし、それは珍しい事じゃない。早く彼の平気な姿をみて安心したいと思う事も全て、トータルに言えば非常に情動的で本能的で、つまり、人間的だ。人間らしいんだ」

御坂「精神分析なんて、頼んでないわよ」
以下略



180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:35:12.74 ID:lQtguuolP
イェス「そうだ。分からないのだ。前提を崩せる要素が分からない。彼が特別に特別だというしかない」

イェス「ここで思い出されるのは、彼には人を惹き付けるということ以外に、特別があると言うこと」

御坂「……"幻想殺し"」
以下略



181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:35:40.13 ID:lQtguuolP
「戦況が芳しくないようですな、教皇聖下」

バチカンの宮殿をせわしなく歩きまわる新教皇ペトロ・ヨグディスは、廊下で後ろから話しかけられた

足を止め振り返る。するとそこには数人の枢機卿の姿があった
以下略



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