過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
↓
1-
覧
板
20
199
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2011/04/28(木) 09:11:30.17 ID:+nFCoQzZP
言いながら、ワシリーサは少し汚れた少女の服に触れる
(忘却、いや、これは原理的には"人払い"に近い術式? 意図的に疑念や疑問を持たせないようにスルーさせる働きね。幾重にもある防御術式の深層に、どうしてそんな物を仕込む必要があるというのかしら)
サーシャ「それです。第三の質問ですが、あなたはローマとロシアの迎合には反対だったのでは?」
完全に食事に意識が集中している少女を見限って、サーシャは上司に疑問をぶつける
その顔は少々、強張っている
ワシリーサ「その通りだったんだけどねぇ。私の主張はあくまでローマとロシアの結びつきであって、フィアンマという個人との結びつきは否定していなかったのよ」
それは、殆ど同じじゃないか、と少女は思う。言った本人もそう思っているくらいだ
だが、目の前の上司がそれを受け入れてしまっているのには理由がある。どうしようもない理由が、
サーシャ「……それはローマ新教皇の言う"終末"によって、ロシア成教存続のためには特定勢力との協力が必須、と言う事ですね」
上司は、ん、と軽くうなずいた。そして少し真面目だった表情を一気に明るいものに変えていき
ワシリーサ「賢いわぁ。ご褒美に、新しい衣装を上げようかしら。もっとキワドイのを―――」
サーシャ「では、少し外を見てきます」
言葉をわざとかぶせ、そして少女は出て言った。もはや日常茶飯事のやりとりである
そんな様子を見て、もう、と呟く。そして、表情そのままで異なる少女へ視線を向けた
ワシリーサ「釣れないなー。総大主教のボーヤも主教座だし。でーも、今はあなたよ、禁書目録ちゃん」
キラキラとした視線を少女に向けると、その少女も同じような視線で返してきた
脈ありか? と一瞬彼女を思わせると
「おかわりなんだよ! ワシリーサ!!」
「……まだ食べるの?」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/1390.56 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1299458857/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice